首相、ウクライナ訪問は「現地状況含め総合的に勘案」

衆院本会議で答弁に臨む岸田文雄首相=12日午後、国会・衆院本会議場(矢島康弘撮影)
衆院本会議で答弁に臨む岸田文雄首相=12日午後、国会・衆院本会議場(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は12日の衆院本会議で、ロシアの侵攻を受けるウクライナを訪問する可能性について「現地の状況も含め総合的に勘案し、日本として何をすることが適切なのか不断に検討したい」と述べた。英国のジョンソン首相は9日にウクライナ首都キーウ(キエフ)を訪れ、ゼレンスキー大統領と会談している。

首相はまた、先進7カ国(G7)がロシアに科している金融制裁の効果に関し「ロシアの通貨や経済金融システムに深刻な打撃を与えてきている」との認識を示した。ロシア通貨ルーブルや株価の下落、生活必需品を含めた消費者物価が急上昇していることなどに言及したうえで、「引き続きG7と緊密に連携して制裁の実効性を高めるべく適切に対応する」と強調した。

一方、日本が参画するロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン1」「サハリン2」について、撤退しない意向を重ねて示した。「原油や液化天然ガス(LNG)の早期かつ安価な安定供給に貢献しており、国民生活や事業活動にとって重要なため、今後も権益を保有していく」と説明した。

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