浪速風

米を食べなくなった日本人

朝は断然、ご飯である。それにみそ汁、卵焼きなどをいただく。が、昼はたいてい麺類で、夜は飲むので食べても軽くお茶漬けぐらい。かくて1日のご飯摂取量は茶碗で2杯弱。これでざっと年間50・7キロの米を食べている計算になり、現代人の平均像だという。60年前までの日本人は、この倍以上食べていた

▶農水省技術会議資料『米と人口』が面白い。明治16(1883)年と昭和16(1941)年、平成16(2004)年の水田面積と米の収穫量、米が支えた人口の推移が一目でわかる。257万ヘクタール、457万トン、3700万人が301万ヘクタール、811万トン、7400万人になり、170万ヘクタール、872万トン、1億3千万人と推移している

▶平成は、明治の3分の2の水田で2倍近い収穫を得ている。この生産性が人口増を支えたが、日本人は今、米を食べない。今年1月現在で326万トンもの米余りだという。小麦などの値上がりが著しい今こそ、米に回帰したい。

会員限定記事会員サービス詳細