NHK放送部門トップに初の女性 役員人事発表

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NHKは12日、放送部門のトップである専務理事・メディア総局長(旧放送総局長)に林理恵理事を昇任させることなどを柱とする25日付の役員人事を発表した。NHKによると、アナウンサー出身の永井多恵子氏が副会長を務めたことはあったが、報道や番組制作を統括するメディア総局長に女性が就くのは初めて。

林氏は昭和61年に入局。神戸放送局長や国際放送局長などを歴任し、令和2年から理事を務めていた。

熊埜御堂(くまのみどう)朋子メディア戦略本部長、安保(やすほ)華子首都圏局長も新たに理事に就任し、理事10人中3人が女性となった。

前田晃伸会長は「女性の積極的な登用を意識し、多様性をより反映した役員構成とした」とするコメントを発表した。

また誤った字幕を付けたBS番組「河瀬直美が見つめた東京五輪」を制作した大阪放送局の局長を兼務し、役員報酬の一部を自主返納した角(かど)英夫専務理事は1期で退任する。

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