LNGの国際団体が緊急宣言 ウクライナ危機受け政策支援など要請

JERAが運行するLNG船
JERAが運行するLNG船

都市ガスの原料や発電燃料となる液化天然ガス(LNG)の国際団体、LNG輸入者国際グループ(GIIGNL)は日本時間11日夜にオンラインで理事会を開き、ロシアのウクライナ侵攻を受けた緊急宣言をまとめた。エネルギーを取り巻く厳しい環境を踏まえ、LNGの取引を一段と促進・強化することが最も重要だと強調。政策面・金融面の支援や規制上の障害排除が求められると訴えた。

緊急宣言では、LNGの供給力拡大は「緊急の優先事項」と指摘。政策面・金融面の支援や規制上の障害排除に加え、LNGを扱う事業者らの調達コスト増を緩和する仕組みを各国政府は用意すべきだとした。気候変動対策の観点でも、再生可能エネルギーとの親和性が高く脱炭素化への道を開くLNGの一層の利用促進が重要だと指摘した。

12日に記者会見したGIIGNLの広瀬道明アジア州副会長(東京ガス会長)は、LNGの長期保存の難しさに触れつつ、「今回のこと(ウクライナ危機)を考えると、LNGもそうした(備蓄などの)対応が迫られてくるのではないか」と述べた。GIIGNLは1971年設立で、27カ国・地域の84社が加盟する。

会員限定記事会員サービス詳細