全国初、水道事業を民間運営 宮城県で開始式

テープカットとくす玉割りで水道事業の民間運営の開始を祝う宮城県の村井嘉浩知事(前列中央)ら関係者=12日、同県白石市(石崎慶一撮影)
テープカットとくす玉割りで水道事業の民間運営の開始を祝う宮城県の村井嘉浩知事(前列中央)ら関係者=12日、同県白石市(石崎慶一撮影)

宮城県が運営権を一括して売却した上下水道と工業用水の計9事業について、民間企業による運営が今月から始まったことを記念し県と企業は12日、事業開始式を白石市の県仙南・仙塩広域水道事務所で行った。

全国初の事例で、運営するのは水処理大手「メタウォーター」(東京)など計10社でつくる「みずむすびマネジメントみやぎ」(仙台市)。人口減少や設備更新などに伴う水道料金の上昇を抑えるため、県は昨年12月、10億円で運営権を売却する契約を結んだ。期限は20年間で、約337億円のコスト削減を見込む。施設は県が引き続き所有し、水質検査や管路の維持管理も続ける。

式では、村井嘉浩知事が「全国の水道事業者の新たなモデルとなることを祈念する」とあいさつ。みずむすびマネジメントみやぎの酒井雅史社長は水道事業を民間に委託することに県民の一部から不安の声があることに触れ、「事業を約束通り全うし続けることはもちろん、必要な情報だけでなく悪い情報もきちんと発信し、隠し事をしない会社を目指す」と述べた。

この後、関係者がテープカットとくす玉割りで事業開始を祝った。

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