北海道新聞、編集局長の報酬減額 旭川医大取材事件巡り

北海道新聞社は12日付の朝刊で、旭川医科大を取材していた23歳と43歳の記者2人が建造物侵入容疑で書類送検され不起訴となったのを受け、管理監督責任を問い、小林亨常務取締役編集局長を役員報酬減額10分の3(1カ月)とする処分を明らかにした。「組織取材の仕方に反省すべき点があった」としている。

また、昨年6月22日の事件発生当時の編集局次長・地方担当と旭川支社の報道部長と報道部次長、現場取材の責任者(キャップ)だった43歳の記者の計4人を厳重注意とした。23歳の記者は口頭で指導した。

同社などによると、記者2人は当日、旭川医大の吉田晃敏前学長=今年3月に辞任=の解任を審査する学長選考会議を取材していた。

旭川医大は当時、部外者の構内立ち入りを原則禁止にしており、23歳記者が建物内にいるのを職員が発見し、道警が建造物侵入容疑で現行犯逮捕。2日後に釈放した後も任意で捜査を続け、今年3月16日に43歳記者と共に書類送検したが、旭川区検は同31日にいずれも不起訴処分とした。

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