吉村知事「チャレンジの後押しに」 スーパーシティ政令決定に

記者団の取材に応じる大阪府の吉村洋文知事=12日午後、府庁
記者団の取材に応じる大阪府の吉村洋文知事=12日午後、府庁

政府は12日、最先端の行政サービスの提供を目指す「スーパーシティ」に茨城県つくば市と大阪市を指定するため、国家戦略特区を定める政令改正を閣議決定した。政府は今後、それぞれの特区について自治体首長らが参加する国家戦略特区会議を設置し、区域計画案を作成する。

大阪府と大阪市が提案した特区候補地は、令和6年に先行開業するJR大阪駅北側の再開発地域「うめきた2期」(同市北区)と、7年開幕の大阪・関西万博の会場となる人工島・夢洲(ゆめしま)(同市此花区)の2カ所。

府市は「健康といのち」をテーマに、データ活用を通じた先端医療や次世代モビリティー(移動手段)の実用化を提案。生活の質向上や健康寿命の延伸を目指す。

うめきた2期では、住民の健康情報などを人工知能(AI)で分析し、健康増進プログラムを提供。万博期間中は会場周辺で空飛ぶクルマが実際に人を乗せて運航し、万博後に移動手段の予約や決済などを一体的に提供する次世代交通サービス「MaaS(マース)」を整備するとしている。

大阪府の吉村洋文知事はこの日の閣議決定について「これまで規制があり、進みにくかった新たな技術、開発、チャレンジを夢洲やうめきたエリアで進める後押しになる」と歓迎。「万博までにさまざまな技術を実用化したい」と意気込んだ。

会員限定記事会員サービス詳細