マクロン氏、敵地に乗り込み訴え フランス大統領選

労働者らと意見交換するフランスのマクロン大統領=11日、ドゥナン(ロイター)
労働者らと意見交換するフランスのマクロン大統領=11日、ドゥナン(ロイター)

10日のフランス大統領選第1回投票で決選投票進出を決めたマクロン大統領は11日、対決する極右政党、国民連合(RN)のルペン氏の地盤である同国北部ドゥナンなどを訪れ、街頭で市民と話し合う選挙運動を行った。フランスメディアが伝えた。世論調査の支持率で僅差に迫られる中、敵地へ早々に出かけ先手を打った形。

マクロン氏は第1回投票前、ロシアのウクライナ侵攻への対応を優先して遊説をほとんど行わず、選挙戦での存在感を欠いていた。

フランス北部では、かつて国の工業化を支えた炭鉱や製鉄所が閉鎖され失業者が増加。RNが支持を広げて地盤とする。マクロン氏は女性有権者から「労働者のことを何も分かっていない」と批判され「私がドゥナンのために何もしてこなかったというのは間違いだ」と述べ、自身の物価対策などを訴えた。

一方、ルペン氏は11日、パリの選挙本部で党幹部らと24日の決選に向けた対策を協議。マクロン氏の動きを受け、急遽同国中部の農業関係者を訪れることを決めた。(共同)

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