熊本アサリ販売で協定 偽装防止へ 知事「やっと出荷できた」

熊本県の緑川河口で再開されたアサリ漁=12日午前
熊本県の緑川河口で再開されたアサリ漁=12日午前

輸入アサリの産地偽装問題で停止していた出荷の再開を受け、熊本県は12日、県が認証したスーパーなどと販売協力に関する協定を結んだ。偽装防止に向け、協力店では熊本産の証明書を掲げて販売する。まずは県内の約90店舗で取り扱いを始める。熊本産の出荷は約2カ月間止まっていたが、正常化に向け一歩進んだ。

蒲島郁夫知事は熊本市内で記者会見し「やっと出荷ができてうれしく思う。信頼回復に全力で取り組んでいきたい」と話した。12日に漁協から出荷されたアサリは、砂抜きや選別を経て14日以降、店頭に並ぶ見通し。

イオンやイズミなどのスーパー大手に加え、地元百貨店などが県の協力店になる。イオン九州の吉田圭司執行役員は「現時点では熊本のみの販売だが、全国に拡大していきたい」と話した。

熊本県は偽装防止に向けて、独自のトレーサビリティー(生産流通履歴)制度を構築した。産地証明書に記載されたQRコードをスマートフォンで読み取ると、取扱業者や出荷日を確認できる。

■熊本でアサリ漁再開 偽装で停止、2カ月ぶり



会員限定記事会員サービス詳細