ロシア鉄道、デフォルトに ウクライナ侵攻後初めて

デリバティブ(金融派生商品)の取引ルールなどを決める業界団体、国際スワップ・デリバティブ協会(ISDA)がロシア鉄道の債券をデフォルト(債務不履行)と認定したことが11日、分かった。欧米メディアが伝えた。欧米がウクライナに侵攻したロシアに経済制裁を科した後、ロシア関連の債券がデフォルトと公式に認定されるのは初めてという。

認定はデフォルトに備えた保険の機能を持つデリバティブの一種である「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」の補償金の受け取りに必要とされる。ロシア鉄道は3月14日の期限までに利払いができず、10日間の猶予期間も過ぎた。

ISDAは、米バンク・オブ・アメリカなど金融大手がメンバーとなっている8日の決定委員会でデフォルトと認定した。(共同)

会員限定記事会員サービス詳細