フランス大手銀行のソシエテ・ジェネラルは11日、ロシアでの事業から撤退すると発表した。傘下に置くロスバンクと保険会社の全株式を売却する。欧米がウクライナに侵攻したロシアへの金融制裁を強化する中、事業撤退への圧力が高まっていた。
売却先はロシアの投資会社インテロス・キャピタル。ロイター通信によると、同社はニッケル・パラジウム生産大手ノリリスク・ニッケルの大株主である富豪ポターニン氏とつながりがある。
ソシエテ・ジェネラルは声明で「従業員と顧客への継続性を確保しつつ、効果的かつ秩序を持った形でロシアから撤退する」と表明した。(共同)