米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、米短文投稿サイトのツイッターの取締役就任を撤回したことが10日、分かった。同社のアグラワルCEOが表明した。詳しい理由は明らかにしていない。
アグラワル氏のツイートによると、マスク氏は取締役に就任する予定だった9日の朝に撤回した。マスク氏は筆頭株主のままで、ツイッターはマスク氏の意見を引き続き尊重するという。
マスク氏は米証券取引委員会(SEC)の4日付の資料で筆頭株主になったことが判明し、ツイッター側と取締役に就任することで合意したばかりだった。同社の運営方針への批判を強めており、「編集機能の有無」を問うアンケートを早速実施するなど、ツイッター経営陣を揺さぶっていた。(共同)