ロシア軍の侵攻に苦しむウクライナの人々を支援するため、世界的ミュージシャンによる寄付やチャリティーコンサートへの参加表明が相次いでいる。ウクライナ人ミュージシャンを起用し、反戦メッセージを込めた新曲を発表するケースもある。ウクライナのゼレンスキー大統領が米国で開催された音楽の祭典「第64回グラミー賞」で呼びかけた支援の輪は、国境を越えて広がりつつある。
世界的に有名な米国バンド「メタリカ」は4月、創設した慈善団体「オール・ウィズイン・マイ・ハンズ・ファウンデーション」の公式サイトで、ウクライナで食糧支援活動に従事する非営利団体「ワールド・セントラル・キッチン」に50万ドル(約6200万円)を追加で寄付したと発表した。慈善団体は3月に、10万ドル(約1250万円)を寄付している。