全国で公立大が増加 30年で2倍超に

大阪公立大の入学式会場に向かう新入生ら=11日午後、大阪市
大阪公立大の入学式会場に向かう新入生ら=11日午後、大阪市

大阪市立大と大阪府立大が統合し、11日に初の入学式が行われた大阪公立大は学生数約1万6千人の全国最大の公立大学となる見通しだ。自治体が設置・管理する全国の公立大学は、少子化が進む中でも増加傾向にある。一般社団法人「公立大学協会」(東京)によると、4年制公立大学は今年4月時点で99大学で、30年前の平成4年(41大学)と比べ2・4倍に増えた。

同協会によると、増加の主な理由として①確保が困難な看護系人材を自治体が育てるため、看護学部を持つ大学を開設②経営難に苦しむ私立大が公立大に移行-の2点を挙げる。①は川崎市立看護大(神奈川県)、②は周南公立大(山口県)の例があり、いずれも今月開学した。

一方で学生の定員数をみると、昨年4月時点の98公立大学のうち、8割超が2千人以下で、トップは東京都立大の8267人。大阪公立大が3年後に見込む約1万6千人は圧倒的に多い。辰巳砂昌弘学長は「少子化の中でスケールメリットを生かし、研究力をつけて世界と肩を並べる大学になりたい」と話している。

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