露軍、司令官を初任命 態勢立て直し、攻勢強化も

ロシアのプーチン大統領(タス=共同)
ロシアのプーチン大統領(タス=共同)

ロシアのプーチン大統領が、ウクライナの軍事作戦を統括する司令官を新たに任命したと複数の米欧主要メディアが9日報じた。米欧の当局者らが確認したとしている。作戦を統括する司令官の任命は侵攻後、初めて。ロシア軍が問題のあった部隊間の連携など態勢を立て直し、掌握を目指すウクライナ東部などで攻勢を強める可能性がある。

報道によると新司令官に任命されたのは、南部軍管区のドゥボルニコフ司令官。内戦中のシリアでアサド政権軍を支援する軍事作戦を指揮し、人口密集地周辺への爆撃で多くの民間人死傷者を出したという。ドゥボルニコフ氏の下でウクライナでの民間人犠牲が拡大する懸念が出ている。(共同)

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