最年少に最多に自身初―。ロッテの佐々木朗希の完全試合は記録ずくめの快投だった。
20歳5カ月でのパーフェクト達成は、1960年8月11日の阪神戦で達成した島田源太郎(大洋)の20歳11カ月を上回る最年少記録。160キロ超の剛速球と鋭いフォークボールの組み合わせで、一回2死から五回の3アウト目までプロ野球最多記録を更新する13連続三振を奪った。
1試合での19奪三振はプロ野球タイ記録。95年の野田浩司(オリックス)に並び、18個の田中将大や17個の野茂英雄、16個の松坂大輔や大谷翔平らそうそうたる好投手を抜き去った。
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ロッテーオリックス 1回表2死、空振り三振に倒れたオリックス・吉田正尚 。ここから佐々木の奪三振ショーが始まった =10日、ZOZOマリンスタジアム(撮影・田村亮介)
圧倒的な投球とは裏腹に、まだ高校出3年目で完投も完封もこれまでなかった。しかし、この日は3ボールまでいったのも1度だけ。相手を寄せ付けない105球で、最後までマウンドを完璧に守り抜いた。