英王室は8日、復活祭(イースター)前の14日に予定されている王室の重要公式行事にエリザベス女王(95)が欠席し、チャールズ皇太子夫妻が代行すると発表した。英メディアは女王の「健康問題ではなく歩行問題」によると報じた。王室は欠席理由を明らかにしていない。
存命中の君主として世界最高齢の女王は今月21日に96歳の誕生日を迎える。昨年10月から公務中につえを使って歩く姿が目立つようになり、同11月にはぎっくり腰のため戦没者の追悼式典を欠席した。今年3月に行われた夫の故フィリップ殿下の追悼式典にはつえをついて入場した。
英紙デーリー・メールによると、女王は長時間歩行したり立ったりすることが難しくなっているという。
(共同)