「ことでん」の愛称で親しまれる香川県の高松琴平電気鉄道(高松市)が、事故防止の注意喚起用に作った一風変わった看板やポスターが注目を集めている。
遮断機が下りた後も無理に踏切を横断する利用客や通行者が多いことから、同社は昨年1月、社内で啓発看板のデザインを募集。入社2年目の運転士吉川拓登さん(26)のデザインが社長の目に留まり、採用された。
白い人間のシルエットが遮断棒を使い、背面跳びや跳び箱など6種類の〝技〟をダイナミックに披露している図柄。東京五輪で話題となったピクトグラムをイメージさせ、「こんな横断する人いる?」とツッコミを入れたくなる。
同3月末、踏切の一つに看板を掲示したところ、インターネット上で大きな反響を呼び、現在はほぼ全ての駅でポスターが張られている。