男子ゴルフのメジャー第1戦、マスターズ・トーナメントは8日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で第2ラウンドが行われ、19位から出た昨年覇者の松山英樹は4バーディー、1ボギーの69と伸ばし、通算3アンダーの141で、首位と5打差の2位に浮上した。
世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)が67をマークし、通算8アンダーで単独首位に立った。昨年2月の自動車事故から復帰したタイガー・ウッズ(米国)は74で回り、1オーバーで決勝ラウンドに進んだ。
/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/JLAXR6ZDEFNIHM4HEOYINMAV24.jpg)
第2ラウンド、5番でショットを放つ松山英樹=オーガスタ・ナショナルGC(ゲッティ=共同)
金谷拓実は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で通算5オーバー、アマチュアの中島啓太(日体大)は5ボギー、1ダブルボギーの79とスコアを落として7オーバーとなり、ともに予選落ちした。
ウッズ満面の笑み「最終日に優勝できるチャンスがあるところでプレーしたい」
ウッズは自動車事故で重傷を負った右脚をややかばう動きが続く中、1年5カ月ぶりのツアー復帰戦で決勝ラウンドに進んだ。15、16番で3メートルのチャンスを逃したことを悔しがったが、「でも僕は予選通過した!」と満面の笑みだった。
強風に悩まされた。3番(パー4)はフォローの風で第2打がグリーンを外れてうなだれ、ここからまさかの3連続ボギーをたたいた。
しかし、パー5の8番で第3打を60センチに寄せて初バーディー。ともにパー4の10番は1メートル、14番は2メートル半につけて伸ばし、後半は粘りを発揮した。マスターズ5度制覇の46歳。「まだ週末が残されている。最終日に優勝できるチャンスがあるところでプレーしたい」と先を見据えた。(共同)