感染拡大、封鎖解除見通せず 上海

封鎖された居住区の住民に薬を届ける担当者=8日、中国上海市(共同)
封鎖された居住区の住民に薬を届ける担当者=8日、中国上海市(共同)

中国上海市で新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が始まってから11日で2週間となる。同市での封鎖開始から8日までの感染者(無症状含む)は、空港検疫などを除き計約14万人。1日当たりの感染者数は8日連続で過去最多を更新し、全面的な封鎖解除の時期は見通せない状況が続いている。

新規感染者数が減らない理由は分かっていない。市は9日の記者会見で、全市民対象のPCR検査を改めて行うと表明。これまでの検査結果も踏まえ、居住区ごとに封鎖を続けるかどうかを判断すると説明した。

都市封鎖が続く中国上海市で、居住区に支援物資を届ける担当者ら=8日(CNS=共同)
都市封鎖が続く中国上海市で、居住区に支援物資を届ける担当者ら=8日(CNS=共同)

人口約2490万人を抱える市の封鎖は東部で3月28日に開始。日本人が多く住む西部で4月1日から始まった。それぞれ5日間の予定だったが延長され、ほぼ全域で続く。8日の新規感染者は2万3624人に上った。(共同)

封鎖された居住区で住民に食料品を運ぶ担当者=8日、中国上海市(共同)
封鎖された居住区で住民に食料品を運ぶ担当者=8日、中国上海市(共同)



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