サッカー通信

川崎大敗〝等々力ショック〟黄金期終焉の兆し⁈

【C大阪-川崎】試合に敗れ、がっくり肩を落とす谷口彰悟(中央)ら川崎イレブン=2日、等々力陸上競技場(蔵賢斗撮影)
【C大阪-川崎】試合に敗れ、がっくり肩を落とす谷口彰悟(中央)ら川崎イレブン=2日、等々力陸上競技場(蔵賢斗撮影)

サッカー・J1で3連覇を目指す川崎が、2日にホームの等々力陸上競技場で行われたC大阪戦で1-4の大敗を喫した。ホーム連続無敗はJ1最長タイの25試合で止まり、今季リーグ戦の黒星は早くも昨季の2に並んだ。こうした数字以上に衝撃的だったのは、2020年から独走でのJ1連覇を支えた攻守に圧倒するスタイルが消えていた点だ。歴史的な快進撃を演じた連覇時に見られなかった姿をさらしたのは、川崎黄金期終焉の兆しなのだろうか。

20年以降の川崎は相手に付け入る隙を与えなかった。豊富なタレントや卓越した組織力をいかし、圧倒的にボールを保持して敵陣に押し込む。失ったボールは人数をかけてすぐに奪い返し、ピンチにつながるカウンターを許すことなく敵陣で試合を進めていくのが常勝の原動力だった。

相手は川崎の巧みなビルドアップを恐れ、割り切って自陣で守りを固めた。後方にスペースを与えるリスクを負って前から果敢にボールを奪いにいくチームもまれにはあった。しかし、川崎にプレッシャーをかわされてスペースを使われるのがオチだった。

それが2日のC大阪戦ではビルドアップでミスが続出した。前半13分に許した先制点は、プレッシャーをかけられた谷口が自陣でボールを失ったのが端緒。失点にはつながらなかったものの、後半22分には中盤でパスミスを犯し、同29分にはプレッシャーに屈したのが原因で、GK鄭成龍(チョン・ソンリョン)にアタッカーとの1対1を強いる決定機も作られた。

敵陣で戦う時間はいつも通りに長かった。しかし、ボールを失った直後の切り替えに鋭さを欠いた。前半28分の2失点目はボール保持者への寄せが甘く、縦パスを入れられてからのカウンター。前半36分の3失点目も、アバウトなクリアボールをつながれてのカウンターだった。

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