駅攻撃は短距離弾道ミサイル 米分析

8日、ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクの駅の攻撃後、座り込む人(ゲッティ=共同)
8日、ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクの駅の攻撃後、座り込む人(ゲッティ=共同)

【ワシントン=渡辺浩生】米国防総省高官は8日、ウクライナ東部クラマトルスクの駅に着弾して多数の民間人が死亡した攻撃について、ロシア軍が短距離弾道ミサイルSS21を使用したとの分析を示した。高官は民間人攻撃を否定するロシアを「容認できない」と非難。同駅攻撃の意図は不明としつつ、ウクライナ軍と露軍が激しく戦う東部地方の戦線に比較的近く、鉄道輸送の拠点という戦略的位置にあるとの見方を示した。

高官は、首都キーウ周辺から撤退し国境近くのベラルーシやロシア西部で補給を受ける露地上軍について各部隊の損耗が激しく、兵員と装備の補充に時間がかかっていると指摘。露軍が集中するウクライナ東部地方にすぐに再投入するのは難しいとの見方を示した。

露地上軍の戦闘単位である大隊戦術グループ(BTG)は600~800人の兵士で構成されるが、高官によると、兵力が約3割まで落ち込んだBTGもある。BTGの集約や予備役の動員に加え、6万人以上の徴兵を計画しているとの分析を示した。

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