損保各社ロシアで保険停止 日系企業の事業継続困難

8日、ウクライナ南東部マリウポリで、損壊した民家の前を歩く女性(AP=共同)
8日、ウクライナ南東部マリウポリで、損壊した民家の前を歩く女性(AP=共同)

東京海上日動火災保険などの日本の損害保険会社がロシアに進出する日系企業向けの保険契約の引き受けを全面停止していることが9日、分かった。ロシアの取引禁止措置を踏まえたもので、新規契約に加え、既存契約の更新もできないという。日系企業は無保険の状態になったり、地元損保との契約を迫られて保険料負担が高まったりする可能性がある。

ロシアのウクライナ侵攻による情勢不安が長期化する中、日系企業の事業継続の困難さが増している。

日系企業がロシアで工場を建てる時などの保険は、日系損保に頼ることが多い。日系損保は欧州系損保などに顧客を紹介し、そのリスクを肩代わりする再保険料を受け取っている。関係者によると、今回の保険引き受け停止は、ロシアが「非友好国」の企業のこうした取引を禁じたためとしている。

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