フジモリ氏恩赦不履行を、と米州人権裁 釈放遠のく

アルベルト・フジモリ元大統領(ロイター=共同)
アルベルト・フジモリ元大統領(ロイター=共同)

米州人権裁判所(本部コスタリカ)はペルー政府に対し、服役中のアルベルト・フジモリ元大統領(83)にペルーの憲法裁判所が認めた人道的恩赦を履行すべきでないとの決定を出した。ペルー政府は同人権裁の判断に従うとしており、フジモリ氏の釈放は遠のいた。

フジモリ氏は在任中に左翼ゲリラと間違えられた市民らが軍に殺害された事件で、禁錮25年の判決が確定して服役中。ペルーの憲法裁判所は3月17日、元大統領への人身保護請求を承認。2017年にフジモリ氏に与えられ、18年に最高裁が取り消した恩赦の回復を認め釈放を可能にする判断を出した。

一方で事件の遺族らが米州人権裁に釈放を阻止する仮処分を求め、人権裁は3月30日にフジモリ氏の釈放を一時差し止めていた。

(共同)

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