米商務省は8日、ウクライナに侵攻したロシアに対する輸出規制に協力する国のリストに、スイスなど欧州連合(EU)に非加盟の欧州4カ国を加えると発表した。これまで日本やEU加盟国などと協力しており、リストは37カ国となる。半導体など先端技術分野の輸出規制で足並みをそろえ、圧力を強める。
リストに加えたのはスイスのほか、アイスランドとリヒテンシュタイン、ノルウェー。レモンド米商務長官は「厳しい輸出規制に同意する国が増えるほど、プーチン(ロシア大統領)が必要な製品や技術を入手しにくくなる」とした。
米国の輸出規制は、米国の技術を使った外国製品にも適用する規則がある。協力すると認めた国に対しては米国と同様の規制を国内で実施しているとみなし、この規則を適用しないとしている。(ワシントン 共同)