ペロシ米下院議長、アジア訪問を延期 コロナ陽性

ペロシ下院議長(ロイター=共同)
ペロシ下院議長(ロイター=共同)

【ワシントン=渡辺浩生、台北=矢板明夫】ペロシ米下院議長の事務所は7日、ペロシ氏が近く予定していたアジア訪問を延期すると発表した。事務所は同日、ペロシ氏が新型コロナウイルス検査で陽性になったと明らかにしていた。自主隔離に入るという。

台湾の立法院関係者によると、ペロシ氏は当初、日本を訪問し、東京で岸田文雄首相と会談した後、10日に台湾入りして蔡英文総統と会談を行う予定だったという。複数の米議員も同行することになっていた。

米下院議長は大統領職の継承順位2位の要職で、立法院関係者は「中国の猛反発も予想されるため、まだ流動的なところもある」と話していた。

米国の現職の下院議長の台湾訪問が実現すれば、1997年に訪台したギングリッチ氏以来、25年ぶりだった。

また、ペロシ氏が訪台予定だった10日は、米国が台湾との安全保障関係を明記した「台湾関係法」の制定から43年を迎える日でもあった。

ロシアによるウクライナ侵攻を受け、中国による台湾への武力侵攻を懸念する声が高まる中、ペロシ氏らの訪台には、中国を牽制(けんせい)する狙いもあった。

会員限定記事会員サービス詳細