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正論

宗教界とプーチン「聖戦」の誤り 日本大学教授・松本佐保

ロシアのウクライナ侵攻をめぐり日本を含む先進7カ国(G7)首脳会議と、北大西洋条約機構(NATO)緊急首脳会議後、バイデン米大統領は、ポーランドを3月下旬に訪問した。その総括的スピーチ冒頭で、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の言葉を引用し「恐れるな、私は決して(共産主義を)恐れない」と強調した。

「恐れるな」の言葉再び

日本大学教授、松本佐保氏
日本大学教授、松本佐保氏

これはポーランド人の、また共産圏から初の教皇となったヨハネ・パウロ2世が、1979年に母国の首都ワルシャワのピウスツキ広場で多くの人々を前に発した言葉だ。民主化運動を暗に支援し、後の共産主義体制崩壊と冷戦終結のきっかけをつくった。「恐れるな」は各国語、特にウクライナ語など東欧諸国の言語に翻訳され、彼の死後、福者となる2011年の列福式のスローガンとなった。

バイデン氏はカトリック信者の大統領として、ヨハネ・パウロ2世の勇気と民主主義のために戦うウクライナ人のそれを重ね合わせた。それは言論だけでなく信仰の自由のための闘いだからである。

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