「児相対応違法」判決に不服、大阪府が控訴

大阪地・高裁=大阪市北区
大阪地・高裁=大阪市北区

虐待を疑われて大阪府池田子ども家庭センター(児童相談所)に平成30年、生後1カ月だった長女(3)を一時保護され、7カ月半にわたり解除されなかったのは違法だとして、大阪府北部に住む30代女性が損害賠償を求めた訴訟で、府は7日、100万円を支払うよう命じた大阪地裁判決を不服として控訴した。

地裁判決は一時保護の期間が約4カ月に及んだ時点で必要性が失われたのに、継続した児相の対応を違法と判断。延長される前の一時保護の期間中に長女との面会を児相が制限したことも、行政指導の範囲を超えて違法とした。

府の担当者は控訴理由について「面会制限が違法とされた時点では、虐待の有無を判断できなかった。判示された一時保護を解除すべきだとする期間は、明確な根拠に乏しい」と話した。原告の女性は控訴を受け「非常に残念。裁判所の判断を真摯に受け止めてもらいたかった」とするコメントを出した。

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