就職活動では、企業から評価されるために企業に寄せてアピールする学生が多いのではないでしょうか。しかし、企業に寄せてアピールすると多くの学生が似たようなアピールとなるため、面接官に響かず印象に残らないことが多いです。一方で、企業を意識しないで話したいことだけを話す学生もいます。両方のケースとも良くないケースとなります。
今回は、面接の際に気を付けるべきポイントをお伝えします。
軸は企業ではなく〝自分〟
軸が自分ではなく企業になることがあります。しかし、軸にするのは自分です。
「自分は何がしたいのか」「何のために働くのか」など自分なりの働く目的を持つことが重要です。その目的を達成するために企業選びがあるということを理解する必要があります。
もちろん、全ての学生が思い通りの就職活動を実現できるわけではありませんので、実際の動き方は異なるかもしれません。しかし、選考時のアピールでは自分を軸に「なぜその企業に入社したいのか」を論理的に話す必要があるのです。そのため、企業に寄せすぎてしまうと、自分の軸がないため、誰もが話せる志望動機になってしまうので気をつけましょう。
就職活動は営業の場
以下をご確認ください。
・就職活動 ⇒ 営業活動
・自分自身 ⇒ 商品、サービス
・自分 ⇒ 営業マン
・応募企業 ⇒ 顧客、営業先
・他の候補者 ⇒ 競合、コンペ
・エントリー ⇒ アポ取り、新規開拓
・面接 ⇒ 商談
・内定 ⇒ 受注
いかがでしたでしょうか。営業活動と合致する部分が多いことに気付いて頂けたのではないでしょうか。
内定という限られた枠に自分が入り込むには、自分自身を売り込む必要があります。そのため、どのようにすれば売り込めるのかを考え抜く必要があります。
しかし、自分を売り込もうと一方的に主張する学生がいます。これでは入社すること(商品を売ること)が目的の〝ただの押し売り〟になってしまうため、評価されないことが多いです。
押し売りではなく、相手側にいかにメリットを感じさせられるかがポイントになります。これは営業も就職活動も同じです。