ペロシ氏、10日に訪台で調整

ペロシ下院議長(ロイター=共同)
ペロシ下院議長(ロイター=共同)

【台北=矢板明夫】台湾の各メディアは7日、「ペロシ米下院議長が近く台湾を訪問する」と報じた。 台湾の游錫堃立法院長(国会議長に相当)は、同日に出演したラジオ番組で「少しは知っているが、詳しくは言えない。米国側の発表を待っている」としたうえで「ペロシ氏の台湾訪問を歓迎する」と話した。

台湾の立法院関係者によると、ペロシ氏は8日に米国を出発。東京で岸田文雄首相と会談したあと、10日に台湾を訪れ、蔡英文総統と会談を行う予定という。複数の米議員も同行する。

米下院議長は大統領職の継承順位2位の要職で、立法院関係者は「中国の猛反発も予想されるため、まだ流動的なところもある」と話している。

米国の現職の下院議長の台湾訪問が実現すれば、李登輝時代の1997年に訪台したギングリッチ氏以来、25年ぶり。

また、ペロシ氏が訪台予定の10日は、米国が台湾との安全保障関係を明記した「台湾関係法」の制定から43年を迎える日でもある。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、中国による台湾への武力侵攻を懸念する声が高まる中、ペロシ氏らの訪台には、中国を牽制(けんせい)する狙いがありそうだ。

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