自衛隊グルメ探訪

航空自衛隊府中基地の厨房拝見

航空自衛隊の府中基地は総面積17万8000平方メートル、東京都府中市に位置する基地である。航空支援集団司令部、航空気象群本部などの陸上勤務部隊が集まっており、ヘリポート以外の滑走路は設けられていない。また平成24(2012)年に横田へ移転するまで、同地に航空総隊司令部が置かれていた。

牛バラ肉を焼き、最後の仕上げとして玉葱・にらにんにく、すりおろしりんこを入れて完成である(2011年7月撮影)
牛バラ肉を焼き、最後の仕上げとして玉葱・にらにんにく、すりおろしりんこを入れて完成である(2011年7月撮影)

取材した厨房では給養班19人(栄養士をふくむ)が中心となってさまざまなレパートリーの食事を提供する。器材は連続炊飯装置、主食、副食の煮物調理などで使用する蒸気煮炊き窯、おこわ・煮魚などで使用する蒸し器、焼物機、麺類の調理に使用するゆで麺器やガス回転妙め機、湯茶用の湯沸機など多岐に渡る。

昼食の調理は午前8時45分開始、隊員たちの契食時間となる正午までに完成させるが、給養班は夕食や翌日の朝食の準備なども併せて行っている。献立は府中基地の栄養士が作成、年2回部隊ごとにアンケートをとっている。

青森県三沢市を発祥とする十和田のバラ焼きのように、東日本大震災後は東北応援メニューが並び、お米も宮城県産が使用された。さらに電力事情を考慮した冷やしメニューも提供されたという。


昼食メニュー

十和田のバラ焼き、えびと胡麻のごま酢和え、ご飯、味噌汁、デザート(ブドウ)



昼食の十和田のばら焼きにサニーレタスを添えて隊員達に提供される。ご飯や味噌汁は自分でよそうセルフサービス方式
昼食の十和田のばら焼きにサニーレタスを添えて隊員達に提供される。ご飯や味噌汁は自分でよそうセルフサービス方式
昼食用のご飯を箱に詰める調理係。大量なのでスコップですくっている
昼食用のご飯を箱に詰める調理係。大量なのでスコップですくっている
府中基地の昼食メニュー。東北支援(当時)のメニューとして出された十和田のバラ焼きに添えられたサニーレタスやブドウなど、いろどりも鮮やかだ
府中基地の昼食メニュー。東北支援(当時)のメニューとして出された十和田のバラ焼きに添えられたサニーレタスやブドウなど、いろどりも鮮やかだ
216席の食堂スペースにおける喫食風景
216席の食堂スペースにおける喫食風景
京王電鉄の東府中駅から徒歩約6分の距離にある航空自衛隊府中基地の正門
京王電鉄の東府中駅から徒歩約6分の距離にある航空自衛隊府中基地の正門
航空自衛隊府中基地ホームページより
航空自衛隊府中基地ホームページより
かつては日本の空を守り、引退後は府中基地内に展示されているF‐1(左)とF‐104戦闘機
かつては日本の空を守り、引退後は府中基地内に展示されているF‐1(左)とF‐104戦闘機
かつては日本の空を守り、引退後は府中基地内に展示されているF‐104戦闘機
かつては日本の空を守り、引退後は府中基地内に展示されているF‐104戦闘機

雑誌「丸」
昭和23年創刊、平成30年に70周年迎えた日本の代表的軍事雑誌。旧陸海軍の軍 艦、軍用機から各国の最新軍事情報、自衛隊、各種兵器のメカニズムなど幅広 い話題を扱う。発行元の潮書房光人新社は29年から産経新聞グループとなった 。毎月25日発売。

●月刊「丸」のホームページ

陸上自衛隊高等工科学校の厨房拝見

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