浪速風

新聞にはぬくもりがある

私立雲雀丘学園中で行われた産経新聞総合企画室の出前授業
私立雲雀丘学園中で行われた産経新聞総合企画室の出前授業

うれしいなあ、と昨日の朝は少し幸せな気分だった。6日から始まった新聞週間。いま最も輝いている若手俳優の一人、上白石萌音さんが新聞や活字に対する思いを聞かれ「文字で感性を磨く作業が私にとって不可欠だ」と述べていた。役に合わせ和菓子や看護に関する本を読んだという

▶活字離れがいわれて久しい。文化庁の調査によると「1カ月に大体何冊くらい本を読むか」との問いに約47%が「読まない」と答えた(平成30年度「国語に関する世論調査」)。新聞はどうかと考えると、現状はさらに心もとない

▶その要因によくスマートフォンの普及があげられるが、はたしてそうか。スマホの中にも活字はある。音や映像に押されがちだが、その役割が消え去ることはない。「新聞にはぬくもりがある」と上白石さんはいう。それは心温まる話題も心痛むニュースも伝えたいと願う書き手がいるからだ。読者の感性を磨く文章となるとハードルは上がるけれど。

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