大学生らの接種促進、国が費用支援 首相「感染再拡大の兆候」

記者団の取材に応じる岸田文雄首相=7日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=7日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は7日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を若年層で進めるため、自治体の大規模接種会場を活用して大学生らの集団接種を促し、国が費用を支援する方針を表明した。首相は感染の「再拡大の兆候が見られる」とも指摘し、感染対策の徹底、積極的な検査、早期のワクチン3回目接種の3点を呼びかけた。

首相は官邸で記者団に、「新規感染者数は全国的に下げ止まっており、若い世代を中心に増加傾向だ」と言及した。3回目接種については「特に若い方々に接種を受けてもらうことが重要だ」と強調した。

7日時点で、3回目のワクチン接種率は44%にとどまる。若い世代は発熱などの副作用を懸念し、接種をためらうケースが多いことが伸び悩みの要因だ。

このため政府は、自治体の大規模接種会場にバスなどで学生を送迎する大学に対し、交通費などを助成する。キャンパス内で接種を行っていない大学の集団接種を促す狙いがある。

首相はまた、高齢者施設への医療支援体制を強化するため、新型コロナに感染した入所者が療養を続ける場合、施設に最大30万円補助する制度を全国に拡大すると表明した。期限も4月末から7月末までに延長する。

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