尾身氏、感染再拡大「準備の必要ある」首相と面会

首相と面会後、記者団の取材に応じる新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長=7日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)
首相と面会後、記者団の取材に応じる新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長=7日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は7日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長ら専門家と首相官邸で面会した。新規感染者数が増加傾向にある足元の感染状況や、ワクチン接種の促進策をめぐって意見交換した。尾身氏が面会後、記者団に明らかにした。

政府は3月22日に蔓延(まんえん)防止等重点措置を全面解除した。当面は「平時への移行期間」と位置付け、最大限の警戒を呼びかけているが、足元では新規感染者数が増加傾向にあり、リバウンドの懸念が高まりつつある。

尾身氏は足元の感染状況について「警戒心を持って基本的な感染対策をすべき時期だ」と指摘し、「急に感染拡大して医療逼迫(ひっぱく)が起きたときにどういう対策をとるべきかは当然、今から頭の体操をしておく、準備しておく必要がある」と伝えた。

尾身氏によると、首相はワクチン接種の効果についても強い関心を示した。尾身氏らは「ワクチンには重症化の予防効果はかなり高いことははっきりしてる。同時に、感染予防効果も一定程度ある」と説明した。

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