令和3年の動物虐待摘発は最多170件 愛護法改正影響か

ペットを虐待するなどしたとして、令和3年に全国の警察が摘発した動物愛護法違反事件は前年から68件増え、170件だったことが7日、警察庁のまとめで分かった。統計を取り始めた平成22年以降で最も多かった。社会的関心の高まりや、獣医師の通報が義務付けられた改正法の影響があるとみられる。

警察庁によると、猫が95件、犬が60件と大半を占め、熊や馬の被害もあった。内容別では遺棄が81件、劣悪な環境で飼育するなどの虐待が48件、殺傷が41件だった。

このほか、奈良市の奈良公園で令和3年2月、国の天然記念物「奈良のシカ」をおので襲い死なせたとして文化財保護法違反容疑で男が逮捕された。

改正動物愛護法は2年6月に施行。罰則が引き上げられ、虐待が疑われる動物を診察した獣医師に関係機関へ通報する義務が定められた。

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