自民党「防衛戦略」新設を提言へ 戦略3文書改定

自民党本部=東京・永田町
自民党本部=東京・永田町

自民党の安全保障調査会(会長・小野寺五典元防衛相)は7日、政府が年末をめどに改定を目指す国家安全保障戦略(NSS)など外交・安保政策の根幹となる「戦略3文書」について、「国家防衛戦略」の新設を政府へ提言する方向で調整に入った。同日の会合で出席議員の大半が賛同した。同会は改定の方向性をまとめた提言を4月末をめどに政府へ提出する方針。

戦略3文書は上位からNSS、「防衛計画の大綱」(大綱)、「中期防衛力整備計画」(中期防)の順に位置付けられる。同会ではこれまでなかった国家防衛戦略を新設し、大綱と中期防を合わせて「防衛力整備計画」(仮称)として統合する案を提示し、出席議員の大半から賛同を得た。

小野寺氏は昨年12月20日の会合で「実は国家の防衛戦略自体は今まで作っていない。本当にこれでいいのかということも含めて意見を求めたい」と国家防衛戦略の策定を提案する考えを示していた。

同会は昨年末からロシアや中国、北朝鮮などの情勢分析、ミサイル防衛、防衛産業などのテーマごとに有識者を招いた勉強会を週1回以上のペースで開催し、今月7日から論点整理に入った。政府は4月末までに提出される自民党の提言を受け、今秋にかけて3文書改定の検討作業を本格化させる。

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