露国債、初のルーブル払い デフォルト懸念、一段と

ルーブル紙幣=2014年12月、ロシア・クラスノヤルスク(ロイター)
ルーブル紙幣=2014年12月、ロシア・クラスノヤルスク(ロイター)

ロシア財務省は6日、今月4日に支払期限を迎えたドル建て国債の償還と利払い計6億4920万ドル(約805億円)を、自国通貨ルーブルで行ったと発表した。米政権が金融機関にあるロシアのドル資金の利用を制限したことで、外貨不足に拍車がかかった。30日間の猶予期間が設けられているものの、デフォルト(債務不履行)に陥る懸念が一段と高まった。

ロシア通信によると、ウクライナ侵攻を理由にした米欧日などの金融制裁後、ロシアが海外投資家への国債利払いなどをルーブルで行ったのは初めて。ロシア財務省は外国の中継銀行が利払いなどの手続きを拒否したためルーブルで支払うことを余儀なくされたと主張。ロシア側は義務を完全に履行したと強調した。

ロシアのペスコフ大統領報道官は6日、記者団に対し、ロシアには債務返済の義務を履行するのに十分な資産があり、制裁で凍結されているだけだと説明。デフォルトが宣告された場合でも「人工的なものであり、現実の根拠はない」と述べた。(共同)

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