露外相、ブチャ虐殺は「捏造」「交渉破綻の狙い」と一方的に主張

ロシアのラブロフ外相(タス=共同)
ロシアのラブロフ外相(タス=共同)

ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャなどロシアが占領した地域で多数の民間人が虐殺され、露軍に対する国際的な非難が高まるなか、ラブロフ露外相は5日、ブチャをめぐる欧米側の報道などを「捏造(ねつぞう)だ」などと一方的に主張した。インタファクス通信が伝えた。露側への批判は「停戦交渉を破綻させる狙いがある」などと述べた。

ラブロフ氏はブチャでの虐殺を「用意された扇動行為」などと指摘。対露非難が高まる状況について「停戦交渉への関心をそらす狙いがある」と述べ、「ウクライナ側は交渉を完全に破綻に追いやろうと試みている」などと語った。

両国は3月29日にトルコで対面形式での停戦交渉を行い、その後もオンラインで交渉を継続している。ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、「戦争終結には(露側と)交渉を続けるしかない」と述べている。

またブチャでの虐殺を受け、ドイツやフランスなど欧州各国で露外交官の追放が相次いでいることについて、露外務省のザハロワ報道官は5日、「相応の対応を取る」と述べ、報復措置を実施する考えを示した。露側も欧州の外交官を追放する可能性がある。

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