バイデン大統領がホワイトハウスにオバマ氏招待 退任後初訪問

5日、米ワシントンのホワイトハウスで、バイデン大統領(右)の肩を抱くオバマ元大統領(ロイター=共同)
5日、米ワシントンのホワイトハウスで、バイデン大統領(右)の肩を抱くオバマ元大統領(ロイター=共同)

【ワシントン=大内清】バイデン米大統領は5日、副大統領として仕えたオバマ元大統領をホワイトハウスに招いて演説し、オバマ政権下で導入された医療保険制度改革法(オバマケア)の拡大推進などを連邦政府に命じる大統領令を発表した。各種世論調査で支持率が40%前後と低迷する中、現在も民主党支持層に根強い人気があるオバマ氏との親密さをアピールした。

2017年の退任後、オバマ氏がホワイトハウスを訪れたのは初めて。演説会場では、オバマ氏が冗談めかしてバイデン氏を「副大統領」と呼んだのに対して同氏が敬礼で応えるなど、和やかな雰囲気となった。サキ大統領報道官は、両者は「電話で互いの近況を伝え合う仲」だとしている。

オバマ政権の目玉政策として14年に本格施行されたオバマケアは、個人に医療保険への加入を義務付けた上で所得に応じて補助金を支出するなどとするもの。トランプ前政権が廃止を目指すなど野党・共和党には反対論が根強いが、リベラル勢力の間ではオバマ政権の重要なレガシー(政治的遺産)とみなされている。

バイデン氏は演説で、「オバマケアは何百万人もの生活を向上させた。それを広げなくてはならない」と強調。バイデン政権の行方を左右する11月の中間選挙に向け、内政面での業績の一つとして推進していく姿勢を示した。

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