春の新聞週間

授業でアプリ活用 「号外」づくりを簡単に

「かんたん号外くん」で作成した新聞について、児童同士が意見交換した=東京都北区立滝野川二小(一部加工しています)
「かんたん号外くん」で作成した新聞について、児童同士が意見交換した=東京都北区立滝野川二小(一部加工しています)

産経新聞社が開発した、パソコンやタブレットで号外形式の新聞を作成できるアプリ「かんたん号外くん」が小学校から大学まで広がりを見せている。画面の枠に記事や見出し、写真を入力するだけで本物らしい紙面が完成する。PDFなどに保存すれば印刷や先生・友達と共有もできる。申請数は3月末現在で130件超となった。

これまで学校では手書きで新聞を作るケースが多かった。しかしデジタル機器に囲まれて育った子供たちは「本物らしくない」と感じてしまうこともあった。が、市販の新聞制作ソフトを全員分購入するのは難しい。そこで産経新聞では、GIGAスクール構想で端末配布が進んだことから、子供にも使えるよう号外くんを開発した。

東京都北区立滝野川第二小学校5年生は、宿泊行事をテーマにした新聞づくりに号外くんを利用した。本紙編集企画部の篠原那美記者が出前授業に訪問。見出しや記事について「誰にどんなことを伝えたいか、読者のことを考えよう」と呼びかけた。

新聞が完成すると、児童は互いに読み合い、内容について意見交換した。担当した熊谷嘉喬教諭は「本物さながらに完成するので児童の作成意欲を高められる」と効果を評価した。

東京都板橋区立板橋第三中学校は地理の授業で調べ学習に導入した。生徒は「鉛筆で書くよりも見やすく、作業も早く、楽しくできた」と話し、担当の輪湖みちよ教諭は「読解力やまとめる力、何を記事にするのか、どのような写真や資料を用いるかなど判断力も養える」と効用を認めた。

国学院大学では司書教諭養成課程で取り入れられた。学生は最近発生した自然災害など関心事について、号外くんでまとめた。学生からは「手書きだと、字やレイアウトが上手なものが良い新聞に見えてしまうけれど、パソコンで作れば内容に注目されやすい」との感想が寄せられた。

「号外くん」は学校などの授業用に無料で提供しています。先生、管理職の方などが産経新聞の教育サイト「学ぼう産経新聞」(こちらをクリック)からお申し込みください。ほかにも、「出前授業」▷「時事ワークシートブック(WSB)」「道徳WSB」の送付▷NIEメールマガジン―の申し込み、週刊・月刊・増刊「学ぼう産経新聞」の紙面ダウンロードもできます。「学ぼう産経新聞」で検索してください。

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