(独自)維新の皇位継承意見案判明 皇籍復帰を「特に高く評価」

日本維新の会の馬場伸幸共同代表
日本維新の会の馬場伸幸共同代表

安定的な皇位継承策をめぐり、政府有識者会議の報告書に関する日本維新の会の意見案が5日、判明した。旧宮家の男系男子の養子縁組などによる皇籍復帰案を「特に高く評価できる」と明記した。

報告書は、皇族数確保の具体策として①女性皇族が婚姻後も皇室に残る②旧宮家の男系男子の養子縁組などによる皇籍復帰-の2案などを提示した。各党派は1月、政府から報告書の説明を聴取。今後は与野党の協議体を設置した上で、意見集約を目指す方向だ。

このため、維新は党皇室制度調査会(座長・藤田文武幹事長)で行った議論を基に意見案を作成した。

意見案によると、報告書は皇室の歴史と整合的であり、現実的であるとして「高く評価できるものと受け止めている」との見解を示し、特に②への評価を強調した。

具体的には、昭和22年に皇籍離脱を余儀なくされた「旧11宮家」に連なる男系男子に関して、「現在の皇室との間で親戚関係があり、現在も交流関係がある。皇室と極めて近しいお立場だ」と指摘。そのうえで、歴史と伝統を大切にし、古来例外なく男系継承が維持されてきたことの重みを踏まえ、皇室典範の改正により実現すべきだと訴えた。

一方、①については「皇位継承資格を(前例のない)女系に拡大することにつながるのではないか、と懸念する声があることにも十分留意する必要がある」とクギを刺した。近く意見を正式決定する方針だ。

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