スカーフは一枚でぱっと印象を変える着こなしのスパイスです。加えて春先は、さっと首元に巻き肌寒さをやわらげる、という実用性も発揮します。
ところがシルク素材のものとなると、クリーニングに出すのが面倒で普段使いにはできない、という声もありました。
家で洗えるかどうかは、日常着の必須条件。まさにネックとなっていた洗濯問題を解消したのが、日本のブランド「MACOOL(マクール)」のシルクスカーフです。
洗濯できる秘訣(ひけつ)は、品質のよい6Aランクの生糸から作ったシルク素材を使っているから。素材が確かなので手洗いであれば洗濯してもよれたり縮んだりすることがないそうです。「夏は首の日よけとしてTシャツにも合わせられます」と製造元のマクールジャパン代表取締役、鈴木雅子さん。汗ばむ季節も使用後に洗えばオッケーというわけです。
折り紙の展開図や、市松模様、桜や菊といった和柄と、チェックやペイズリーなど洋風の柄をミックスした個性的なデザインも魅力です。染色技術にたけた京都で柄をプリントし、縫製はスカーフの産地として知られる横浜でと、メード・イン・ジャパンにこだわっています。価格は65センチ四方で1万6500円です。
今年は「色」を楽しむおしゃれが流行中。きれいな色を着たいけれど勇気がない、という人はスカーフからチャレンジしてはいかがでしょう。(スタイリスト 石田純子)