本屋大賞に「同志少女よ、敵を撃て」 逢坂冬馬さんのデビュー作

同志少女よ、敵を撃て書影
同志少女よ、敵を撃て書影

全国の書店員が最も売りたい本を投票で選ぶ「2022年本屋大賞」が逢坂冬馬さん(36)の「同志少女よ、敵を撃て」(早川書房)に決まり、6日発表された。

受賞作は、第二次世界大戦の分岐点となった独ソ戦を舞台に女性狙撃兵を描いた冒険小説だ。女性同士の連帯や戦場の暗部に切り込み、命の価値を問いかけた作品。ミステリー小説の新人賞「アガサ・クリスティー賞」大賞を受賞したデビュー作で、昨年11月に発売。新人離れした完成度の高さで話題となり、刊行後まもなく直木賞候補となった。ロシアによるウクライナ侵攻を受けてさらに注目され、累計部数は紙と電子合わせて37万部に達している。

逢坂さんは、埼玉県生まれ。大学卒業後に小説を書き始め、会社員の傍ら執筆活動を続けてきた。

6日に都内で行われた授賞式で、逢坂さんは「本当に多くの書店員の皆さまに愛されていると実感することの多い作品でした。このような素晴らしい賞をデビュー作にも関わらず授けていただき、感謝の気持ちで胸がいっぱいです」と語り、笑顔を見せた。

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