元おニャン子生稲氏が出馬会見「全身全霊働きたい」

夏の参院選へ出馬表明会見を行うアイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーでタレントの生稲晃子氏=6日午後、東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影)
夏の参院選へ出馬表明会見を行うアイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーでタレントの生稲晃子氏=6日午後、東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影)

夏の参院選東京選挙区(改選数6)をめぐり、自民党は6日、アイドルグループ「おニャン子クラブ」元メンバーで俳優の生稲晃子氏(53)を公認候補として擁立することを決めた。生稲氏は同日、党本部で記者会見に臨み、「芸能界から政界への転身となるが、やらせていただく以上は政治家として全身全霊、国民のために働きたい」と決意を語った。

自民は現職の朝日健太郎元国土交通政務官の公認を既に決めており、生稲氏は2人目の候補となる。

生稲氏は平成23年に乳がんが発覚し、その後、右胸の全摘出手術を受けた。28年には、政府の「働き方改革実現会議」の民間メンバーを務め、闘病の経験を踏まえて治療と仕事の両立案などを提案していた。

生稲氏は会見で「病気と仕事、子育てを両立してきた自分の経験を政策、法律、予算に反映させていくことができたら世の中の役に立てるのではないか」と出馬の理由を語り、具体的な公約は今後発表する考えを示した。

自民は現有2議席の確保を目指すが、東京選挙区は立憲民主党の蓮舫元行政刷新担当相や、国民民主党と地域政党「都民ファーストの会」が立ち上げた「ファーストの会」の荒木千陽代表らが出馬を準備。大票田の東京で女性同士の戦いも注目を集めそうだ。

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