ミズノは、歩行能力と歩行タイプを科学的に解析するシステム「モーション DNA」を開発した。骨盤の傾斜や膝の角度によって歩き方を四つに分類し、タイプに応じたトレーニング法や商品の提案につなげる。
大阪公立大の岩田晃教授と共同研究を行い、歩き方を「膝で体を持ち上げる」「股関節と足首で地面を蹴る」「膝と足首で体を前に引っ張る」「関節をスムーズに動かす」の四つに分類。それぞれで歩行に必要な部位や機能が異なることが明らかになった。
解析サービスはベルトを装着し、スマートフォンで撮影して行う。タイプの分類だけでなく、赤外線センサーを使って標準値と比べた歩行速度や歩幅、真っすぐ歩けているかどうかも測定できる。
ミズノの担当者は「歩行能力が落ちると生活の質が低下する。健康寿命の延伸につなげたい」としている。