中国でコロナ感染2万人突破 3連休旅行者は63%減

3月13日、上海日本人学校の虹橋校前で、PCR検査を受けさせるため児童を送りに来た大勢の保護者ら=中国・上海(共同)
3月13日、上海日本人学校の虹橋校前で、PCR検査を受けさせるため児童を送りに来た大勢の保護者ら=中国・上海(共同)

【北京=三塚聖平】中国国家衛生健康委員会は6日、中国本土で5日に新たに確認された新型コロナウイルス感染者が、空港検疫などを除き2万472人(無症状の1万9089人を含む)だったと発表した。中国が現在の形で感染者数の公表を始めた2020年3月末以降で最多を更新しており、感染拡大に歯止めが掛かっていない。

感染者の確認が集中しているのは上海市で、5日に確認された感染者は1万7077人(無症状の1万6766人を含む)で最多を更新。上海では3月28日からロックダウン(都市封鎖)が続いている。

中国各地では3月以降、オミクロン株が流行しており、上海のほか、東北部の吉林省長春市でも封鎖措置が3週間以上続いている。吉林省で4月5日に確認された感染者は2771人(無症状の1798人を含む)だった。

中国では、3~5日に「清明節」の3連休を迎えたが、各地での感染拡大を受けて旅客数は大きく減少した。交通運輸省の推計によると、連休期間中に鉄道などの公共交通機関を利用した旅客数は、延べ5378万1000人だった。前年同期と比べて62・7%減少した。

中国は「ゼロコロナ」政策の下で、感染拡大を徹底的に押さえ込む方針をとる。旅先で感染が拡大すれば隔離措置を求められ、自宅に戻ることができなくなる恐れがあることから、旅行を避ける人が多かったとみられる。

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