堺あおり殺人、容疑者が証拠隠滅か 現場付近でSDカード発見

大阪府警本部=大阪市中央区
大阪府警本部=大阪市中央区

堺市南区で3月下旬、あおり運転の乗用車に衝突されたバイクの男性が死亡した事故で、殺人容疑で再逮捕された川島陸容疑者(27)の車のドライブレコーダーに装着されていたSDカードが、現場付近の植え込みで見つかっていたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。カードにはあおり運転の様子が記録されており、大阪府警は川島容疑者が事故直後にカードを抜き取って投げ捨て、証拠隠滅を図ったとみて調べている。

府警交通捜査課などによると、事故は3月28日午後6時25分ごろ、堺市南区鴨谷台の幹線道路で発生。川島容疑者の車が同区城山台の会社員、北島明日翔(あすか)さん(28)のバイクに衝突し、北島さんは搬送先の病院で死亡が確認された。川島容疑者は現場の約4キロ手前から約3分間にわたりあおり運転を続けたという。

捜査関係者によると、府警がドライブレコーダーを押収したところ、SDカードは入っておらず、川島容疑者は「(カードは)もともと入っていなかった」と説明。しかし、事故翌日、事故現場近くの植え込み上に放置されているのが見つかり、バイクに接近するなどあおり運転の様子が記録されていたという。

川島容疑者は「殺意はなかった」と容疑を否認しているが、府警はSDカードの記録などをもとに容疑の裏付けを進めている。

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