大型肉食恐竜の足跡化石 石川、白亜紀前期の地層

石川県白山市で見つかった恐竜の足跡の化石を調査する研究者(同市提供)
石川県白山市で見つかった恐竜の足跡の化石を調査する研究者(同市提供)

石川県白山市は5日、同市の約1億3千万年前(白亜紀前期)の「手取層群桑島層」から、全長約7・4メートルと推定される大型の肉食恐竜のものとみられる足跡の化石が見つかったと発表した。

化石は2019年10月に発見。長さ約41センチ、幅約34センチで、右足のものだった。桑島層で見つかった足跡化石としては最大という。3本の指が確認でき、指が細長くとがっている他、指と指の間の角度が狭いことなどから、大型の獣脚類「エウブロンテス科」に属する恐竜のものとみられる。この科の足跡化石は国内外で見つかっている。

石川県白山市で発見された恐竜の足跡の化石(同市提供)
石川県白山市で発見された恐竜の足跡の化石(同市提供)

周辺では植物や貝などの化石が発掘されているが、脊椎動物に関連する化石は足跡のみという。

化石を発見した福井県立恐竜博物館の築地祐太主事は「この地層の周辺に、大型の肉食恐竜が生息していたことを示す確実な証拠だ。今後骨や歯の化石の発見にも期待したい」と話した。

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