トラ番 喜怒哀楽記

「ここまで大連敗とは…」阪神担当15年記者、タイガース神社で初の願掛け

「タイガース神社」の絵馬には、ファンの多くの思いが書き込まれている。大連敗からの脱出はファン共通の思いだ=兵庫県西宮市
「タイガース神社」の絵馬には、ファンの多くの思いが書き込まれている。大連敗からの脱出はファン共通の思いだ=兵庫県西宮市

トラ番記者として15年、ここまでひどい連敗は見たことがなかった。セ・リーグのワーストとなる開幕9連敗。だが、ここで気落ちしてはいけない。今日5日からは、待ちに待ったホームの甲子園球場で6連戦だ。

取材前に、私は甲子園球場の南西に隣接する甲子園素盞嗚(すさのお)神社を訪れた。シーズン中は阪神の必勝を願って参拝するファンでにぎわい、「タイガース神社」とも呼ばれ親しまれている。畑中秀敏宮司(66)は「甲子園からが本当のスタートという気持ちでがんばってほしい」とチームの奮起に期待していた。

寅年の今年は境内横の絵馬掛所では、タイガースのロゴマーク入りの巨大絵馬を掲げて応援ムードを盛り上げる。参拝者が願い事を書き込んだ絵馬を拝見すると、最初に目に飛び込んできたのが「連敗が止まりますように…」。ファン共通の思いだろう。さらに「阪神タイガース優勝 佐藤輝明ホームラン60本」「梅ちゃんが正捕手として1年ケガなくがんばれますように」「今年こそ優勝をお願いよ! 矢野ちゃん」など、切実な思いを込めた言葉が並んでいた。

正月から参拝者に授与しているタイガースのロゴマーク入りの御朱印(2枚セット千円)が大人気といい、「3千セットを発注して作りすぎたと思っていたら、この3カ月間で2500セットが出た。なくなるとファンに怒られるので追加発注する」と畑中宮司。大連敗中でもファンの思いは熱い。私も勝利を初めて願掛けした。(上阪正人)

2002年から阪神取材に関わり、番記者として今年で16シーズン目となる。その間、阪神は星野仙一監督の2003年、岡田彰布監督の05年の2回、リーグ優勝を果たした。大連敗の今だからこそ、阪神の魅力、甲子園球場の魅力を伝えたい。(随時掲載)

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