温室ガス削減「行動を」 国連IPCC議長が強調

4日、IPCCの報告書公表後にオンライン会見する李会晟議長(ユーチューブより、共同)
4日、IPCCの報告書公表後にオンライン会見する李会晟議長(ユーチューブより、共同)

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が温室効果ガス排出削減策に関する報告書を公表したのを受け、李会晟議長(イ・フェソン)は4日、オンライン会見し「私たちには道具もノウハウもある。行動を起こす時だ」と強調した。

報告書は、パリ協定で世界が合意したように産業革命前からの気温上昇を1・5度に抑えるには、遅くとも2025年より前に排出を減少に転じさせ、30年に19年比で43%減、50年に84%減まで持ち込む必要があるとした。

報告書によると、大幅な排出削減には、世界の排出の3分の1を占めるエネルギー部門では化石燃料の削減や省エネルギーが重要になる。消費者が実施できる対策としては、徒歩や自転車での移動、電気自動車(EV)など電化された交通手段の利用といった行動面の変化に大きな効果を見込んだ。産業部門では素材の効率使用や製品の再利用、リサイクルを提言した。

実現に向けては、数兆ドルを要する排出削減策への投資も官民で進めるべきだとした。(共同)

会員限定記事会員サービス詳細